2013年10月26日
萌えミリパッチを作る(その1)ワッペンのデザイン考察
みなさんお久しぶりです。
刺繍店とタイアップでミシン教室もやることになり、お金もないので内装工事などやっておりましたsacomです。
きつかった・・・ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。
刺繍店とタイアップでミシン教室もやることになり、お金もないので内装工事などやっておりましたsacomです。
きつかった・・・ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。
そんな中ですが、お客様のパッチを作るのも楽しいものの、自分で使うパッチ&販売品も作りたいなと考えて、萌えキャラ的なものを作ってみることにしました。
私自信は萌え系にとても詳しいわけではないのですが、時折頼まれることもあり、作ってて楽しいものでもあります。
萌えキャラのパッチといえば、月間アームズマガジンにも連載中の「魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん」のパッチシリーズが有名で、オーダーを受けるときはおおむね「まりたんパッチみたくしてください」というオーダーになります。参考にしつつ、まりたんパッチを超えるにはどうするか?というのが私に科せられる課題になるわけです。
先日、まりたんの原作者の方とボランティア清掃でお会いする機会があり、取り次いでくれた地元ラジオリスナーの友人とともに、この話題をしているうちに火が付いてしまったわけです。
ボランディア清掃の様子はこちら。
「まりたん日記」
http://pixel-maritan.net/maritan_diary/
この日も参加者の皆さんと交流しながら、大変楽しく清掃作業できました。
私自身は絵を描くのは好きですが、デザインというのは全く素人であり、独学でしかありません。
あと、腱鞘炎がひどいのでペンを長時間持つのも辛いです。
弟が詳しいので、デッサンの本などを借りて本格的に勉強したいものですが、そんな時間もなく、結果独学のままです・・・あと、地元の刺繍屋仲間で「地域のゆるキャラ・萌えキャラを勝手に作ろう」という、まったっく進んでいないプロジェクトもあるので、この関連でもトライしてみようと考えたわけです。
まずはキャラクターのデザインをどうするか・・・という話ですが、萌えキャラに限らず、人気のキャラクターには基本設定だけじゃなく「ストーリー性」があるんだな、ということを感じました。
これは物語になっていないキャラクターにおいて、イラストの表に出てこない部分でもありますが、「これは」と思ったキャラクターを調べていくと設定というにはしっかりしたストーリがあるのです。
これは後ほど紹介してみようかと思いますが、後付よりはキャラクターを生み出す段階でストーリー性をもたせたほうが、キャラクターを作りやすいんだなということを、実際に作ってみて感じました。
ストーリーを作ったうえでデザインをしていくわけで、当然ながら基本的なイラスト製作の技術(デッサンなど)も必要になるのですが、テーマは「萌えミリパッチを作る」です。
一般的な萌え系のイラスト作りとは違う、ある種の制限が出てきます。
ずばり言いますと、「デザインありき」の図案は上手くいきません。
どんなに洗練されたデザインであったとしても、刺繍を行う基準に適合できない図案と判断された場合、着手できないという場合もあります。
夏に東京にて刺繍の講師をさせていただく機会がありましたが、刺繍は縫製でも印刷でもないという話をさせていただきました。
今はPCでデータを作れば、ミシンがダダダーっと刺繍してくれますが、それだけではまず上手くいきません。
そこで私は元々の本職である、土木建築技術になぞらえるようにしています。
たとえば建築の世界で、広い空間を得たいからと柱を抜いちゃったら、構造的に持たない設計なら問題です。
同様に安くしたいからと鉄筋を抜けば問題です(そういう偽装がありましたね)。
構造上(設計基準や法律)問題ない中にデザインがあるから、はじめて建築デザインが成り立ちます。
そこにコストも関わってくるわけです。
刺繍の場合、「密に縫われて、糸の目が詰まっているいるのがよい」というフリークの方の意見もありますが、過度に目を詰めると変形しちゃいますから、製作者側からすると薦められないことでもあったりします。変形しないようにあの手この手を加えるわけで、そのあたりが土木建築に似ていたりします。
色んな要素を考えたうえで「どこまで作れるか」ということを考えて、その基準にのっとって、刺繍のサイズを決めたうえではじめて刺繍ができる、というわけです。
あと、もうひとつ大事なのは版権上問題ないことです。
アニメ等基本的に好きではありますが、見る時間がありません(笑)
周りが詳しいので、作ったあとに「あ、これ○○のだよね!」と指摘されることもあり、そういう時はだいぶ困ってしまいます。
それと過度にエロいものや社会通念上問題のある表現が含まれている図案は、お断りさせていただいております。
ライン引きが難しい世界ですが・・・
(つづく)
私自信は萌え系にとても詳しいわけではないのですが、時折頼まれることもあり、作ってて楽しいものでもあります。
萌えキャラのパッチといえば、月間アームズマガジンにも連載中の「魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん」のパッチシリーズが有名で、オーダーを受けるときはおおむね「まりたんパッチみたくしてください」というオーダーになります。参考にしつつ、まりたんパッチを超えるにはどうするか?というのが私に科せられる課題になるわけです。
先日、まりたんの原作者の方とボランティア清掃でお会いする機会があり、取り次いでくれた地元ラジオリスナーの友人とともに、この話題をしているうちに火が付いてしまったわけです。
ボランディア清掃の様子はこちら。
「まりたん日記」
http://pixel-maritan.net/maritan_diary/
この日も参加者の皆さんと交流しながら、大変楽しく清掃作業できました。
私自身は絵を描くのは好きですが、デザインというのは全く素人であり、独学でしかありません。
あと、腱鞘炎がひどいのでペンを長時間持つのも辛いです。
弟が詳しいので、デッサンの本などを借りて本格的に勉強したいものですが、そんな時間もなく、結果独学のままです・・・あと、地元の刺繍屋仲間で「地域のゆるキャラ・萌えキャラを勝手に作ろう」という、まったっく進んでいないプロジェクトもあるので、この関連でもトライしてみようと考えたわけです。
まずはキャラクターのデザインをどうするか・・・という話ですが、萌えキャラに限らず、人気のキャラクターには基本設定だけじゃなく「ストーリー性」があるんだな、ということを感じました。
これは物語になっていないキャラクターにおいて、イラストの表に出てこない部分でもありますが、「これは」と思ったキャラクターを調べていくと設定というにはしっかりしたストーリがあるのです。
これは後ほど紹介してみようかと思いますが、後付よりはキャラクターを生み出す段階でストーリー性をもたせたほうが、キャラクターを作りやすいんだなということを、実際に作ってみて感じました。
ストーリーを作ったうえでデザインをしていくわけで、当然ながら基本的なイラスト製作の技術(デッサンなど)も必要になるのですが、テーマは「萌えミリパッチを作る」です。
一般的な萌え系のイラスト作りとは違う、ある種の制限が出てきます。
ずばり言いますと、「デザインありき」の図案は上手くいきません。
どんなに洗練されたデザインであったとしても、刺繍を行う基準に適合できない図案と判断された場合、着手できないという場合もあります。
夏に東京にて刺繍の講師をさせていただく機会がありましたが、刺繍は縫製でも印刷でもないという話をさせていただきました。
今はPCでデータを作れば、ミシンがダダダーっと刺繍してくれますが、それだけではまず上手くいきません。
そこで私は元々の本職である、土木建築技術になぞらえるようにしています。
たとえば建築の世界で、広い空間を得たいからと柱を抜いちゃったら、構造的に持たない設計なら問題です。
同様に安くしたいからと鉄筋を抜けば問題です(そういう偽装がありましたね)。
構造上(設計基準や法律)問題ない中にデザインがあるから、はじめて建築デザインが成り立ちます。
そこにコストも関わってくるわけです。
刺繍の場合、「密に縫われて、糸の目が詰まっているいるのがよい」というフリークの方の意見もありますが、過度に目を詰めると変形しちゃいますから、製作者側からすると薦められないことでもあったりします。変形しないようにあの手この手を加えるわけで、そのあたりが土木建築に似ていたりします。
色んな要素を考えたうえで「どこまで作れるか」ということを考えて、その基準にのっとって、刺繍のサイズを決めたうえではじめて刺繍ができる、というわけです。
あと、もうひとつ大事なのは版権上問題ないことです。
アニメ等基本的に好きではありますが、見る時間がありません(笑)
周りが詳しいので、作ったあとに「あ、これ○○のだよね!」と指摘されることもあり、そういう時はだいぶ困ってしまいます。
それと過度にエロいものや社会通念上問題のある表現が含まれている図案は、お断りさせていただいております。
ライン引きが難しい世界ですが・・・
(つづく)
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Posted by sacom(モソの中身)
at 11:45
│技術情報