2014年05月31日
続・護衛艦「いずも」エンブレム パッチ化してみたら・・・
おはようごさいます。胃腸の調子が悪いsacomです。
昨日UPしました、護衛艦「いずも」のエンブレムの刺繍パッチ化についてです。
一般販売の予定はありません。
そして、いずも関係者の皆様、サンプル必要でしたらご一報ください(笑)
昨日UPしました、護衛艦「いずも」のエンブレムの刺繍パッチ化についてです。
一般販売の予定はありません。
そして、いずも関係者の皆様、サンプル必要でしたらご一報ください(笑)
さて、刺繍パッチについてのあれこれを書いてみようと思いますが、今回パッチは末広がりな88mmで設計して、できるだけ細部を再現していくという手法を取ってみました。
昨日も書きましたが、このデザインは刺繍屋さん関係者がデザインしたのでは?と思ってしまうほど、刺繍に適した図案だと思います。
たしかに絵は細かいのですが、刺繍で再現するうえでの用件を満たしているのです。
一般的にはヤマタノオロチの再現が難しいのでは?というイメージになるかと思いますが、実は「DDH183 IZUMO」の文字が結構難しかったりします。
絵は若干崩れても絵に見えます。原画と見比べない限り、絵は絵として再現できるのです。
しかし、字はそうもいかない。
ズレないように作ればいいじゃないか?という発想になるかと思いますが、刺繍ではこれが一番難しいのです。
なぜなら、生地を糸で縛り上げる形になり、必ず変形するためです。
密に縫えば発色はよくなりますが、引っ張りの影響が強くなるし、糸同士が押し合って、また別の変形が起きる。
これを考えながら縫い方を考えていきます。
文字ひとつとっても、そうカンタンなものではないのです。
書道っぽい書体であれば美術的要素が強くなり、多少崩れても素人目にはわからない「かっこいい」図案になるのですが、逆にゴシック体みたいな単調な書体ほど、ズレが気になってしまいます。
航空機や銃器なども特徴(比率やパーツ)を捉えれば、よほど大きく崩れない限りは、ちゃんと銃器に見えます。
あと、ズレちゃいけない図案のひとつとして、キャラクター系、特に萌えキャラの分野があります。
萌えキャラについては、資料を買ったり詳しい人から習ったりして、イラストの描き方から勉強中なのですが、線や比率がわずかに狂っただけで、印象がだいぶ変わってきます。刺繍はズレるものですから、その再現は大変なものです。
今はソフトが普及しており、小さい文字や美しいグラデーションを使った、凝った原画を自由に作ることができます。
しかしながら、刺繍の場合は生地と糸、その他材料を組み合わせて再現するわけで、いろんな要因を考慮して作らないといけないわけで、できることは限られていますから、できる範囲内でデザインをお願いしたいという事になります。
ご自分でパッチのデザインをやってみたいという方は、プロアマ問わず下記リンクのページを考慮いただけますと、よいものができると思います。ソフトは使えない、手書きでご入稿される方でも、かなり良いデザインをいただくケースも多々あります。逆にプロのデザイナーさんでも、基準に満たなくて刺繍できないと判断するケースも多々あります・・・
詳細はこちらのページでどうぞ。
http://sacomfact.web.fc2.com/design.htm
いずものエンブレムは、そのあたり考えてデザインしたのでは?
また、関係者もわかってる人が選考したんだなと思い、デザインの好例とさせていただきました。
写真はDDH183 IZUMOの字を直すため、全面的に縫い方を見直したパターンです。
なお、最後に再度書かせていただきますが、ブログのために作ったもの(デザインについて刺繍も考えて作られている等)のため、販売予定はありません。
他の自衛隊関連パッチについてもですが、許可が得られているもの意外は販売しないというスタンスとなっております。
いずも関係者の皆様、ご注文お待ちしております(笑)
オリジナルパッチ見積もり等再開は来週を予定しております。
おまけ:サコムを探せ!最新作
昨日も書きましたが、このデザインは刺繍屋さん関係者がデザインしたのでは?と思ってしまうほど、刺繍に適した図案だと思います。
たしかに絵は細かいのですが、刺繍で再現するうえでの用件を満たしているのです。
一般的にはヤマタノオロチの再現が難しいのでは?というイメージになるかと思いますが、実は「DDH183 IZUMO」の文字が結構難しかったりします。
絵は若干崩れても絵に見えます。原画と見比べない限り、絵は絵として再現できるのです。
しかし、字はそうもいかない。
ズレないように作ればいいじゃないか?という発想になるかと思いますが、刺繍ではこれが一番難しいのです。
なぜなら、生地を糸で縛り上げる形になり、必ず変形するためです。
密に縫えば発色はよくなりますが、引っ張りの影響が強くなるし、糸同士が押し合って、また別の変形が起きる。
これを考えながら縫い方を考えていきます。
文字ひとつとっても、そうカンタンなものではないのです。
書道っぽい書体であれば美術的要素が強くなり、多少崩れても素人目にはわからない「かっこいい」図案になるのですが、逆にゴシック体みたいな単調な書体ほど、ズレが気になってしまいます。
航空機や銃器なども特徴(比率やパーツ)を捉えれば、よほど大きく崩れない限りは、ちゃんと銃器に見えます。
あと、ズレちゃいけない図案のひとつとして、キャラクター系、特に萌えキャラの分野があります。
萌えキャラについては、資料を買ったり詳しい人から習ったりして、イラストの描き方から勉強中なのですが、線や比率がわずかに狂っただけで、印象がだいぶ変わってきます。刺繍はズレるものですから、その再現は大変なものです。
今はソフトが普及しており、小さい文字や美しいグラデーションを使った、凝った原画を自由に作ることができます。
しかしながら、刺繍の場合は生地と糸、その他材料を組み合わせて再現するわけで、いろんな要因を考慮して作らないといけないわけで、できることは限られていますから、できる範囲内でデザインをお願いしたいという事になります。
ご自分でパッチのデザインをやってみたいという方は、プロアマ問わず下記リンクのページを考慮いただけますと、よいものができると思います。ソフトは使えない、手書きでご入稿される方でも、かなり良いデザインをいただくケースも多々あります。逆にプロのデザイナーさんでも、基準に満たなくて刺繍できないと判断するケースも多々あります・・・
詳細はこちらのページでどうぞ。
http://sacomfact.web.fc2.com/design.htm
いずものエンブレムは、そのあたり考えてデザインしたのでは?
また、関係者もわかってる人が選考したんだなと思い、デザインの好例とさせていただきました。
写真はDDH183 IZUMOの字を直すため、全面的に縫い方を見直したパターンです。
なお、最後に再度書かせていただきますが、ブログのために作ったもの(デザインについて刺繍も考えて作られている等)のため、販売予定はありません。
他の自衛隊関連パッチについてもですが、許可が得られているもの意外は販売しないというスタンスとなっております。
いずも関係者の皆様、ご注文お待ちしております(笑)
オリジナルパッチ見積もり等再開は来週を予定しております。
おまけ:サコムを探せ!最新作
手書きで刺繍パッチ・ワッペンをデザインする
久々に更新ですが・・・近況を
【※隊員向け商品】陸上自衛隊エンブレム 刺繍パッチ
刺繍パッチを作るさいの線の太さ
刺繍パッチ向きのフォント
刺繍パッチの生地について
久々に更新ですが・・・近況を
【※隊員向け商品】陸上自衛隊エンブレム 刺繍パッチ
刺繍パッチを作るさいの線の太さ
刺繍パッチ向きのフォント
刺繍パッチの生地について
Posted by sacom(モソの中身)
at 09:36
│パッチ・ワッペン製作